【 3474 】 男児:上唇小帯の付着異常(切除)
3474 静岡市葵区北安東 男児
・舌小帯短縮症 経過観察を希望していた
・上唇小帯の付着異常
・前歯交換前に上唇小帯切除治療
・小~中学生の時期は矯正治療を考えていなかった。
【 4歳 】
初来院:むし歯治療を希望されて来院されました。
初めての歯科治療です。上顎第二乳臼歯におおきなむし歯ができています。べそをかいて 治療が なかなか困難な状態でしたが、最後まで治療をがんばることができました。
舌小帯が短く 、舌の動きが制限されています。切除が好ましいことを お伝えしましたが、年齢を考慮して経過観察することになりました。
関連ページ:Q&A 舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)
【 7歳 】
定期検診での来院です。下の前歯の乳歯がそろそろ生え変わります。
小学校にあがり、舌小帯を切除することをお勧めしました。やや発音にも影響が出ている感じが ありましたが、お母さんは気にならないとこのままで経過観察することを希望されました。
【 8歳 】
上の前歯が抜けたと来院されました。
上唇小帯の位置が高く 太い為、歯並びに影響が出る可能性があることをお伝えしました。乳歯列の間も上唇小帯が歯間まで伸びて清掃性も悪く(歯磨きが困難)、生え変わりのタイミングで上唇小帯切除を行ないました。
【 12歳 】
側方歯の交換(奥歯の乳歯の生え変わり)が始まりました。
中切歯がややハの字にはえたりと 歯並びには問題はありますが、前歯の隙間はありません。上唇小帯も短くなり歯磨きしやすくなっています。
【 15歳 】
定期検診での来院です。永久歯がすべて生えそろいました。
本人が、歯並びを気にするようになり、矯正を検討したいと来院されました。
切除した上唇小帯の状態です。
関連ページ:Q&A「上唇小帯の付着異常」
矯正するにあたり、歯並びに影響している可能性のある舌小帯の切除をおこないました。