【4911】23歳女性:外傷による上顎中切歯の変色
(ウォーキングブリーチ法によるホワイトニング)
4911 静岡市葵区松富 女性
・上顎右側中切歯の変色
・車の事故時に前歯を強打の既往
・神経のない歯の変色
・ウオーキングブリーチ法によるホワイトニング
【23歳】
「前歯の変色が気になる」ことを主訴に来院されました。
パッと見た感じでは、分かりにくいですが、右上の中切歯(矢印)がすこし変色しています。ご本人は非常に気にしています。
その時のパノラマ写真です。レントゲン写真上では、変色している右上の中切歯に根尖病巣は存在していません。
やや、変色はしているものの、治療跡も無い天然歯です(矢印)。歯自体には、たたいたり押したりしても全く症状が無い上に、「歯をぶつけたり、打ったりした覚えはない」と外傷の既往も無いということであった為、このまま様子を見ることをお勧めしました。しかし、ご本人は、どうしても歯の変色が気になると訴えたため、電気歯髄診断を行なってみたところ、神経の生活反応が認められませんでした。後から4年前に車の事故で前歯を打ったことを思い出され、外傷の影響により神経が死んでしまったことが予想されました。まず、感染根管治療を行ないました。
根管充填を終えた後に、ウォーキングブリーチを開始しました。
【ウォーキングブリーチ法によるホワイトニング治療後】
中切歯は2回 薬剤を交換したところでホワイトニングを終えました。
ホワイトニング前後の比較です。本当は1回薬剤を作用させたたところで、左右の歯の色に丁度あっていたのですが、白めにしたいというご本人の希望により、2回薬剤を作用させました。
きれいになったと大変喜んで頂きました。
関連ページ:Q&A 「ウォーキングブリーチ法による無髄歯のホワイトニングについて教えてください。」