【 4192 】 男児:乳歯の外傷・:乳中切歯の歯髄狭窄による変色 経過観察

4192 静岡市葵区北 男児
 ・外傷により左上乳中切歯の変色、経過観察
 ・歯髄狭窄による変色

【3歳】

  

  初来院:「遊具にぶつけて怪我をした」と急患で来院されました。当医院に勤務していた歯科衛生士のお子さんです。歯茎に裂傷がみられます。左上乳中切歯をたたくと やや響く感じはありましたが 歯に欠け・揺れ・位置のずれを疑うような 目立った異常はありません。噛み合わせても 痛みはなかった為、固定も行わず 安静を心がけるようにして経過を見ていただきました。外傷により 歯の神経に影響が出てくると 歯の色が変わってくることがある為、そのような場合は 連絡していただくように お願いしました。

 


【外傷2週間後】
 
受傷後、2週間位経過したところで、「歯の色が変わってきた」と来院されました。
受傷時に 少し響く感じがあった 左上乳中切歯(矢印)の色が悪くなっていました。レントゲン写真上では、目立った 異常は認められません.。歯をたたいたり 歯茎を押しても症状が無かったため、このまま短い間隔でチェックしながら経過を見てゆきました。

参考ページ>>外傷による乳歯の変色

 

 

【5歳】

   

  定期検診で、左上乳中切歯(矢印)の経過観察を行いました。半年目位から徐々に変色は薄くなってゆき、1年後位にはあまり、目立たない状態になりました。

 

 

 

【6歳】

   

「前歯が揺れてきた」と 来院されました。
レントゲン写真で 確認したところ、生えかわりは もう少し先です。受傷後変色を起こした左上乳中切歯の歯髄腔(神経の通り道)は反対側の乳中切歯と比べて明らかに 細くなっています(歯髄狭窄)。レントゲン写真上では 生え変り永久歯には影響は出ていないようです。

 

 


 

【7歳】

   

 「乳歯の内側に永久歯が生えてきた」と来院されました。左上の乳中切歯が 大きくゆれています。左上永久中切歯が生えかけています(矢印)。受傷の既往がある 右上の乳中切歯の生え変わり永久中切歯が 内側にずれて生えてきましたが、大きな影響はありませんでした。

 

 

 


【9歳】

 

 前歯が生えそろいました。
受傷の既往がある 右上の乳中切歯と生え変わった、右上永久中切歯に異常はみられません。前歯に隙間がありますが、外傷による影響はありませんでした。

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