妊娠中でも虫歯や歯周病になりたくない!
妊娠すると 妊婦さんの体や生活には 様々な変化が起こりますが、お口の中の環境も 大きな変化がみられます。妊娠前までは しっかり歯みがきしていた方でも 妊娠後は生活習慣も大きく変わり、歯みがきがおろそかになりがちです。妊娠すると つわり(悪阻)もありますし、臭いや味にも敏感になるため 仕方がない面もあります。なかには、歯磨きの出血が怖くなって 歯磨きをやめてしまう 誤った判断をしてしまう方もいらっしゃいます。妊娠中はお口のケアがとても大切なのです。妊娠中に歯と口のお手入れがいい加減だと 虫歯や歯周病にかかってしまいます。
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つわりで歯磨きできないときのお勧め対処法
・・・・・ 吐き気を抑える磨き方 ・・・・・
◆ 「 つわり 」のときは 体調の良い時間に!!
朝起きたときや疲れがたまっているとき、また食事を食べた後に ひどくなることが多いようです。つわりがひどいときに磨こうとしても、うまく行きません。つわりが1日中ずっと続くということは少ないと思います。歯みがきは食べた後が理想ですが、食後の「つわり」のひどいときは 控えて 体調が良い時に磨くのがよいと思います。リラックスできるバスタイムなどもおすすめです。
◆ 歯磨きの方法・順番を工夫
つわりのときは ノドの近くがデリケートになっています。歯ブラシが少しでも当たると 吐き気をもよおします。そこで、刺激しないように 小さめの歯ブラシ変えて小刻みに磨いたり、敏感な奥歯を最後にしたりするなど 歯磨きの順番を工夫してもよいかもしれません。また、どうしても歯ブラシが入れられないときは、フロス(糸ようじ)や歯間ブラシを使ってみてください。
◆ 顔を下に向けて歯磨き
歯磨きをすると 唾液がたくさん出ます。唾液がノドにたまると刺激になり 吐き気をもよおします。下を向いて歯磨きをして、唾液がなるべくノドに流れないようにしましょう。
◆ 歯みがき粉
妊娠中は臭いに敏感になって歯みがき粉の刺激や匂いで気持ち悪くなります。刺激や匂いの少ない歯みがき粉に変えてみたり、あるいは水だけで磨いてみたりするとよいでしょう。
◆ 歯茎の出血が気になるとき
軟らかめの歯ブラシを用意して下さい。鏡を見ながら、腫れているところを傷つけないように ていねいに磨いて汚れを落としてください。歯ぐきに痛みがある場合は、力を加減して 痛くない程度に慎重に優しくみがきましょう。ていねいに磨いていると、1周間から2週間で 歯肉の腫れもだんだん引いて、出血しなくなってきます。鏡を見ながら、的確にみがくのがコツです。あまりひどいときは、こじらす前に歯科医院を受診してください。
そんなに焦らず、ゆっくりと構えてください。どうしてもみがけないときは、ブクブクうがい」をよくして、甘い食べ物をできるだけ控えるようにしてください。ほんの1時期だけのことが多いようです。また、「妊娠すると、歯医者に行かない方がいいのでは・・・」と考えて歯科治療を敬遠しがち。気づかずに放っておくと口腔内環境がさらに悪化し、大変なことになってしまうこともあります。気になることがあれば、気軽に歯科医院に相談しましょう。
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