静岡市葵区歯医者・みまつ渡辺歯科医院です。

【 0474 】１２歳 男性：外傷により歯が折れた（抜髄・かけらの接着）

０４７４　静岡市葵区千代田　男性
　・跳び箱で転倒、歯冠が折れた
　・上あごの左側中切歯（１）の歯冠破折
　・歯の神経（歯髄）が露出　抜髄治療
　・破折片の接着

 

 

【 ７歳 】

　  

　初来院時です。「上の前歯が揺れている」と 来院されました。
生え変わりで、上顎の左右乳中切歯は永久歯の生え変わりで揺れています。乳歯の下に永久歯が見えます。乳歯を抜歯して、生え変わりを導きました。

 

 

 

【 １０歳 】

　  

　すべての乳歯が生え変わりで抜けました。
第二小臼歯が生える場所に６歳臼歯が移動してしまっています。これは、左上の６歳臼歯が 手前にずれて生えてしまったため、左上第二乳臼歯が 本来の生え変わりより早く抜けてしまったのが原因です。乳歯が抜けた時に、矯正・補隙をお勧めしましたが、そのまま経過観察することになり 歯並びが悪化してしまいました。

 

 

【 １２歳 】

　  　　　

　「跳び箱を飛んでいたときに転んで歯を打って折れてしまった」と 来院されました。
土曜日に折ってしまい、月曜日に来院されました。口唇や歯茎に傷や腫れはみられませんでした。上あごの左側中切歯が大きくかけています（矢印）。割れた断面に神経が出て、血がにじんでいます。

 

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前歯の拡大写真です。左上の中切歯が大きく欠けていますが、外傷歯の位置が変わってしまったり、揺れはみられません。ズキズキするなどの自発痛はありませんが、神経が出てから時間が経過して、歯髄（神経）に炎症を起こしていました。歯髄を残すのが困難な状態で、神経の処置（抜髄）をおこないました。

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「かけら」を持ってきていただいたので、根の治療が終わった後、「かけら」を歯科用接着剤を使用してくっつけました。

 

 

 

 

 

【 ２０歳 】

　  　　　

　「左の前歯が欠けた」と 来院されました。
左上の中切歯の先端がが欠けていました（矢印）。くっつけた「かけら」がはずれてしまったのではなく、歯軋りによって 先端ががかけてしまったようです。　コンポジットレジン充填で 補修しました。

 

 

 

　

 

　

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欠けてしまった１２歳時の写真と、治療後８年後の写真の比較です。左上の中切歯は神経を失っていますが、歯の変色は目立っていません。、歯質の「かけら」を接着したライン（矢印）もほとんど分かりません。治療後８年経過しましたが、経過はとても良好です。

 

 

＞＞関連ページ：Q&A「転んで歯を打ってしまい、歯が折れてしまったのですが…。」

＞＞関連ページ：Q&A「コンポジットレジン充填（歯科用プラスチックの詰め物）について。」