【設備】歯科重合用光照射器

歯科重合用光照射器というのは光重合レジン(CR)を固めるための道具です。光照射器は、初めにハロゲン照射器が開発され、続いてキセノン照射器、そしてLED照射器が開発されました。

歯科治療の多くの材料は光重合レジン(CR)と呼ばれる歯に詰めるプラスチックや接着剤の一部など、光を触媒として硬化させる材料を多く使用されます。矯正歯科領域では矯正装置(ブラケット・バンド等)を接着したりする際にも用いられます。たとえば、光重合レジン(CR)をする場合、むし歯の部分を削ってレジンを詰め、形を整えてから光照射を行います。光を使って材料を固めるということは逆に言うと光があたらなければ固まらないということであり、必要なだけ作業時間がとれることが大きなメリットです。近頃ネイルサロンなどで見かける青い光も、これと同様な仕組みを使っています。

 

 

【 LED照射器 】

LEDランプと光照射制御部と電池からなるコンパクトな本体(電動歯ブラシよりひと回り大きい程度)の器具です。使用時には電源コードをさす必要もなく即座に使用できます。また、冷却ファンもなく静かです。さらに照射光に赤外線や紫外線成分がない為、歯や歯肉などに悪影響がないなど優れた点が多く、最近の傾向としては、光強度も比較的高いLED照射器が主流となっています。

当医院で使用しているLED照射器は、ハイパワーの最新モデルで、歯の埋め物を硬化させるのに 従来は20秒から40秒の光照射時間を必要としていましたが、これは3秒の照射時間でより深くまで光が入り硬化させることができるため白い詰め物の接着力、強度が上がります。歯の詰め物の治療がとてもスピーディーに出来るようになり、口を開けている時間が短縮され楽に治療を受けられます。

 

 VALOコードレス 』

特徴
* コードレスで取り扱いやすいLED光重合器
* 3200mW/cm2というハイパワー
* 高速3秒重合を実現
* 多種多様な歯科材料の重合可能(395~480nm)
* 拡散しない光が生み出す硬化深度・驚異の硬化深度4.74mm
* 1本のアルミニウムを削り出した軽くて耐久性の高いボディ
* 3種類の照射モードは2つのボタンで簡単操作

 

 
 
 

          ミニLED3 』.

特徴
* コードレスで取り扱いやすいLED光重合器
* ,200mW/cm2のハイパワー
* 高速3秒重合を実現
* 多種多様な歯科材料の重合が可能(420~480nm)
* ファーストモード・パルスモード・ソフトモードの選択が可能
* 光量チェッカーで充電状況が一目でわかる

 

 

 

 

【 ハロゲン照射器 】

電源と光照射制御部が格納された本体部、ランプハウスとライトガイドから成るハンドユニットで構成された器具です。使用の際にはワゴンに乗せ移動が必要なこと、また、ハロゲンランプの交換がわずらわしいなどの欠点があります。しかし歴史が長く信頼性が高いこと、高出力照射器が開発されたこと、さらに波長範囲が広く多種多様の充填材(光硬化樹脂)に対応できるなどの優れた長所をそなえています。

 オプチラックス501 』 

10年以上前に導入したハロゲン照射器です。多機能モード搭載し症例に合わせて様々なモードを選択できます。当時としては高出力(1000mW/cm2)モデルで、通常 固めるのに30秒かかっていたものが 10秒で硬化させることができたり、オフィスホワイトニングの照射器としても使用できたり、話題の高性能の照射器でした。現在では予備の照射器として置いてあります。

 

 

 

 

近年歯科治療において接着システムの発展により、齲蝕処置における光重合レジン(CR)治療はアマルガム修復にとって変わり、一部の金属の詰め物の代わりにも利用できるようになりました。型を取る必要がないため一回の治療で終了することができる、金属と異なり色が白く治すことができるため 審美性に優れる治療方法、そして最大のメリットはむし歯の部分(必要な部分だけ)を選択的に削って詰めるミニマルインターベンション(歯を削る量が少なく済む)が可能になった事だと言えます。ただし、全てのケースで可能な訳ではなく、適応症は限られますので歯科医師と相談しましょう。

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