ホワイトニングのメリット、デメリットを教えてください

 

歯のホワイトニングとは、歯質を切削せずに化学的に歯を白くすることです。化学的な薬剤の作用によって、歯の色は黄色みや赤みが少なくなり、同時に明るさが増して、白く明るい歯になります。
 

メリット 
ホワイトニングの一番のメリットは歯を削ることなく歯の色を白くすることです。被せ物の治療と違い、自然な健康的な歯の白さを得ることができます。歯の色が白くなることで清潔感が増して、自信をもつようになることで、外見からも内面からも輝く明るい笑顔を手に入れることができます。

 

 

デメリット

 知覚過敏が生じる可能性があります。
知覚過敏が生じたら、まず痛む部分は限局しているのか、広範囲に及ぶものなのかを確認します。局所で起こった知覚過敏は、エナメル質に生じたクラックなどから浸透したラジカルが象牙細管に浸透し、歯髄を刺激することによって起こると考えられます。知覚過敏が生じたら、ホワイトニングを中止します。早く白くなりたいからと痛みを我慢した状態でホワイトニングを続けると、知覚過敏症状が消えにくくなります。痛かったら我慢しないようにしましょう。 知覚過敏を生じてホワイトニングを中止した後は、知覚過敏抑制剤などで処置を行い、必要に応じて鎮痛薬を処方します。症状の改善後はホワイトニングを再開できます。
 

 

 【 知覚過敏症の原因 】

  局所の知覚過敏 :虫歯,咬耗,摩耗,根面露出,ヒビ,早期接触,咬頭干渉

  広範の知覚過敏 :温度 歯ぎしり 噛みしめ

 

【 予防策 】
適切な歯磨き方法
予防的な知覚過敏歯磨き剤の使用(ホワイトニング2週間前から使用)

 

【 対応策 】
知覚過敏抑制剤の使用
酸性飲料水の摂取制限

 

 
 
 
 
 
 
 
ホワイトニング別の メリット、デメリット
 
ホワイトニングには、診療室で行うオフィスホワイトニングと、患者さんが自宅で行うホームホワイトニングの2種類があります。オフィスホワイトニングとホームホワイトニング それぞれのメリット、デメリットについてまとめました。
 
 
オフィスホワイトニング

  メリット
・ 通院回数が少なくてすむ、治療期間が短くてすむ
・ 患者が家庭でホワイトニングを行う煩わしさがない
・ ホワイトニング前のクリーニングをプロが行える
・ 知覚過敏発生時等の迅速な対応が可能
・ 短時間でホワイトニング効果が得られる
・ 帯状の変色等、部分的な部位のホワイトニングのにもある程度対応が可能
・ 歯科医師または歯科衛生士の監視下で実施される
・ 患者と対話しながら、要求に沿った漂白ができる

 

  デメリット
・ 高濃度のホワイトニング薬剤を使用するため、防護が煩雑
・ 知覚過敏発生の可能性が高い
・ 前歯、小臼歯の唇側の漂白がメインになる
・ホワイトニングの為の特別な高額の機材が必要
・ 後戻りが比較的短期間で生じやすい
・ 透明感の少ない、白濁状の漂白になることがある
・ チェアータイム(治療時間)が長い

 

この他に、オフィスホワイトニングに伴う不快事項として、
処置中の薬液の口腔粘膜への付着、過酸化水素による気管支への刺激、チェア一タイムが長いことによる体への負担、光線過敏症や歯肉保護材のアレルギーを生じる方がまれにいらっしゃいます。
薬液が口腔粘膜に付着した場合は、痛みとともにその部分が白く変色しますが、慌てずに付着した部位を確認して、湿らせた綿球で薬液を拭きとるようにすれば、1時間程度で元に戻りますので、心配いりません。そのあとはビタミンEの塗布をするとよいでしょう。
また、オフィスホワイトニングでは過酸化水素が揮発します。風邪などで気管支に症状がある場合、刺激で強く咳き込む可能性があるので 換気などに注意を払って処置を行います。アレルギー症状が現れた場合、オフィスホワイトニングをただちに中止し、皮膚科などの受診が必要になります。

 

 

 

ホームホワイトニング

 メリット
・チェアータイム(治療時間)が短い
・すべての歯のすべての面のホワイトニングが可能
・患者自身の生活に合わせた漂白処置が可能
・オフィスホワイトニングよりも透明感、自然感のある漂白が可能
・オフィスホワイトニンクとの併用が可能である
・漂白期間を延長することで広い適用の可能性がある
・後戻りが比較的遅い
・使用する薬剤が10%過酸化尿素であり安全性が高い
・特別な装置を必要としない
・患者の心理的負担が少ない

 デメリット
・カスタムトレーの技工操作が必要
・患者の処置への理解と協力が必要
・処置を歯科医師または歯科衛生士が観察、監視できない
・薬剤のトレーからの漏洩、カスタムトレーの歯肉に対する影響
・処置に長期間必要
・色調のコントロール、部分的な漂白が不可能
・知覚過敏の発生時の対応がただちにできない
・不正歯列に対応しにくい
・漂白効果の出現が不確実
・コンポジットレジンの接着性の低下
・漂白期間の有色飲食物の制限
・漂白剤の誤嚥の可能性
・顎関節に対しての影響

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