◆◆ 成人の矯正治療(永久歯列)の場合 ◆◆
顎の成長などを考慮する必要がありませんので、いつでも矯正治療を始めることが可能です。歯や歯周組織、顎関節が健康で 異常が無ければ矯正治療に年齢的な制限はありません。
特に 成人の矯正治療の場合、歯周病をコントロールしながら矯正を行う必要がある為、歯周病にかかっている場合は、それらの治療を先に行う必要があります。
◆◆ 子供の矯正治療(乳歯列)の場合 ◆◆
「永久歯への交換タイミング」、「不正咬合の種類」、「悪習癖の有無」、「顎の成長の時期」など、お一人ひとりによって全く状態が異なるため、矯正治療を始める適齢期は、その患者さんのお口の状態によってさまざまです。
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とよくいわれていますが、それは、乳歯列時期であれば、あごの骨がまだ柔らかく、これから成長していくタイミングで治療を開始することできるからです。何 も問題はなさそうでも、永久歯が生え始める5歳くらいに一度チェックを受けるとよいでしょう。あごの成長、あごの奥で成長中の永久歯に問題があればそこで 発見することができます。お子様によって異なる最適な治療時期をのがさないためにも、歯並びの事が気になったら早めに相談されるとよいでしょう。
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成長が進み、骨格(顎関係)のゆがみがまだ大きくなる前の乳歯列期に、永久歯が正しく生えそろうようにあらかじめ整えておこうというのが「早期初期治療」 です。早めに「反対咬合」や「舌のくせ」などの筋機能のアンバランスを整えることで、かなり改善することができると考えています。そして、今後始まる矯正 治療のご本人の負担を軽くすることができます。
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【 症例 3850 】 7歳男児(ムーシールド)
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あごの骨のバランスや大きさを整える第一段階の治療(骨格矯正)
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歯列不正がひどい場合、永久歯が生えそろってから治療を始めると、歯をきれいに並べるスペースを作るために抜歯が必要になってしまうことがあります。永久 歯が生えそろう前、つまり乳歯の段階で検査や治療を始めることができれば、抜歯を避けるためのスペース作りの準備ができるチャンスができます。
あごの骨を整え大人の歯がきちんと並ぶ環境を整えておけば、永久歯が生え揃ってからの矯正が必要なくなる場合もありますし、多くの場合、部分的な歯列矯正で済んでいます。
もちろん、すべての歯並びの問題が小児矯正の適応ではありません。永久歯が生えそろってから、成長が止まってから治療した方がいい場合もあります。
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【 症例 3696 】 7歳女児
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【 症例 4226 】 6歳男児
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【 症例 4115 】 9歳 女性
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【 症例 3715 】 男性 癒合歯の影響
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歯の位置を整える第二段階の治療 (歯列矯正)
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永久歯が生えそろったら、ブラケットという矯正装置を歯の1本1本につけてワイヤー(針金)による矯正治療がスタートします。永久歯が生えそろったばかり であれば、まだ、あごの骨も成長しているため、歯並びとあごの骨の両面から矯正治療を進めていくことができます。歯列不正の程度によっては、抜歯せずに矯 正できる可能性も高まります。「矯正治療は子供のうちに」といわれるのはこのためです。矯正治療の終了後は、保定装置(リテーナー)により後戻りを防止し ます。
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お子様のお口の中をを総合的に判断して、矯正治療を開始するのに一番良い時期を決定します。最適な治療時期に治療を行えるように、お子様の歯並びやかみ合わせについて気になることがあれば、一度、歯医者さんで診察を受けてみるのが良いでしょう。
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