◆ 歯科治療においてのレントゲン撮影
レントゲン撮影は、むし歯の進行範囲、歯の根、骨の状態などを、肉眼で見ることのできない場所を できるだけ多くの情報を知るために行います。歯科治療を行うにあたり、無くてはならない検査方法のひとつです。歯科医院で撮影するレントゲンでは、数本の歯の範囲を写す「デンタル撮影法」、全ての歯・あごの骨全体を写す「パノラマ撮影法」、歯や骨の状態の立体的に診断を行うための「CT(3D)」という方法のレントゲン撮影が行われます。
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歯科治療において レントゲン撮影を行うにはエックス線が使われます。エックス線とは放射線の中のひとつで、高エネルギーを持つ電磁波です。これは、「放射能」を持つ「放射性物質」ではありません。したがって、使用していない時のレントゲン室に放射線はありませんし、撮影後にはまわりの物質に吸収されて、放射線が残ることはない為 安全です。
◆ 身の回りの放射線
私達の身の回りには、自然界からの放射線が存在しています。目には見えませんが、私達の体は常に食物や地面など自然界からの放射線を受けています。
>>身の回りの放射線には、どのようなものがあるのでしょうか?
◆ 歯のレントゲン写真の放射線量
レントゲン写真の撮影による被曝線量は、皆さんがイメージするよりもと少ない事が下図からわかります。
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レントゲンの機種や撮影する部位にもよりますが、デンタルレントゲン写真の放射線量は1枚あたり 0.01~0.03ミリシーベルト、パノラマレントゲン写真の放射線量は1枚あたり0.02~0.04ミリシーベルトと少なく、放射線障害の症状が見られるとされる100ミリシーベルトには、数千回以上のレントゲン撮影を一度に行なわなければ達しません。
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また、歯科用CT撮影は 0.1ミリシーベルトで、東京・ニューヨーク間の航空機往復で受ける放射線量の半分程度になります。日常的に飛行機に乗っているパイロットやキャビンアテンダントの方々が、放射線の影響で病気になりやすいという話も聞いたことがありません。
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このことからも、歯科医院で撮影するレントゲン写真の安全性は高いといえます。
◆ みまつ渡辺歯科医院での取り組み
さらに、当院では、最新のレントゲン撮影装置を採用していますので、従来のレントゲン写真に比べると1/5~1/10の放射線量での撮影が行なっています。また、撮影時には 患者さんに必ず放射線防護衣を着用していただいたうえで撮影を行ない、極力被爆を減らすように心がけています。万が一、レントゲン検査をした後で妊娠が分かった場合であっても心配はありません。もちろん、日頃より、不必要なレントゲン撮影は行わないよう心がけておりますが、より良い治療のためレントゲン写真から得る情報は、必要不可欠といえます。患者様には、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
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