【 2919 】12歳 男児:下口唇 粘液のう胞(経過観察 自然消失)
2919 静岡市葵区城東町 男児
・下唇に粘液のう胞
・12歳時に口唇を噛んでしまい粘液のう胞を生じる
・経過観察 3ヵ月後に自然治癒
【7歳】
初来院 「むし歯のチェックをしてほしい」と来院されました。
前歯の生え変わり時期です。右上側切歯が生えかけていますが、窮屈な状態で 経過観察が必要です。
【12歳】
12歳の定期健診時のお口の中の状態です。
乳歯はすべて永久歯に生え変わり、きれいな歯並びに導くことができました。
2週間位前に下唇を噛んでしまい、それから水ぶくれのようなものができてしまった(矢印)そうです。
粘液のう胞です。普段はまったく気にならず、噛んでしまうことなどの不快症状もないということでした。状態を説明して 切除することも検討して頂きましたが、しばらく経過を見ていただいて そのうえで判断することになりました。
関連ページ:Q&A 「粘液のう胞」
【13歳】
定期健診の来院時です。
以前、粘液のう胞が存在していた下唇は、きれいに治っています(矢印)。粘液のう胞は、前回来院後、数回大きくなったりしぼんだりを 繰り返して、3ヶ月くらいしたところで自然に無くなりました。
【17歳】
定期健診の来院時です。
健診で定期的に拝見していますが、その後、粘液のう胞が再発することはありません。
関連ページ:Q&A 「粘液のう胞」