【 4234 】 42歳女性:前歯の隙間(正中離開)・コンポジットレジン充填で回復
4234 静岡市葵区緑町 42歳女性
・ 右下第一大臼歯の歯根破折の疑い 経過観察
・ 口蓋隆起 経過観察
・ 正中離開 コンポジットレジン充填で歯の形を回復
【 42歳 】
初来院 :「むし歯を治したい」と来院されました。
右下の歯茎が腫れていることを気にされています。
そのときのレントゲン写真です。右下の第一大臼歯の根の周囲に病巣がみられます。歯根が割れていることが予想されます。治療には抜歯が必要になりそうです。第一大臼歯の頬側の歯肉にプクッとした小さなふくらみは病巣からの膿の出口で、できたり消えたりするそうです。痛み、違和感もなく、日常の支障は全くないため本人はしばらく現状のまま様子を見ることを希望されました。
関連ページ:Q&A「歯の根が割れた(折れた)」
上顎の天井の中央のふくらみは レントゲン写真で白っぽく写り、口蓋隆起です。自覚症状はまったくなく、本人はお気づきになっていませんでした。口蓋隆起が存在することによる障害は無いため、このまま経過観察をしてゆきます。
関連ページ:Q&A「 口蓋隆起といわれました。」
上顎中切歯の歯間に隙間が存在して、正中離開の状態です。レントゲン上では、骨の中に正中埋伏過剰歯が存在していません。上唇小帯の異常もありません。ご本人は、気にしていましたが、矯正をする予算もなくあきらめていたそうです。そこで、詰め物(コンポジットレジン充填)をで前歯の隙間を埋めて歯の形を作ったところ、「とてもきれいになった」と喜んでいただけました。
関連ページ:Q&A「前歯に隙間(正中離開)があるのですが…」
関連ページ:Q&A「コンポジットレジン充填について。」
【 コンポジットレジン充填で形の回復 】
前歯の歯間に詰めた詰め物は、無理がかかると外れやすかったり、後日着色して目立つようになったりする可能性をご理解いただき、定期的にケアをしながら、チェックしてゆきます。
【 46歳 】
46歳の定期健診時の状態です。
正中離開の隙間を埋めた詰め物が1度はずれて詰めなおしましたが、定期的にケアを行い 詰め物の変色もなく経過は良好です。
関連ページ:Q&A「コンポジットレジン充填について。」