矯正治療はなぜ必要なのでしょう?
◆現代の子供たちは歯並びが悪い
「最近の子供はあごが細い」
「噛む力が弱くなっている」
などとよく言われています。
噛む力が弱くなって あごが成長せず細くなったために、正しい位置に歯が生えてくることができずに歯並び・噛み合わせが悪くなってしまいます。
◆原因は、食べ物をあまり噛まなくなったこと
食生活が変化して、現代はハンバーグやグラタンなどのやわらかい食べ物が好まれています。やわらかい食べ物は噛む回数が減ってしまうために、あごの成長が促されません。
本来、乳歯が抜けて一回り大きな永久歯に生え替わる時には、あごが鍛えられて大きく成長していなければなりません。しかしやわらかい物ばかり食べているとあごが発達せず、永久歯が生えるスペースが足りなくなってしまいます。すると窮屈なスペースに永久歯がきれいに並ばずに、歯並びが悪くなってしまう のです。
細くてシャープなあごは一見スマートな印象です。しかし細いあごは歯並びの悪化を招き、さまざまな弊害をもたらしてしまいます。
◆歯並び・噛み合わせが悪いと起こる弊害
・歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯周病になりやすくなる
・舌の動きが制限されて、スムーズな発音がしにくくなる
・うまく噛み合わせることができず、消化器官に負担をかけてしまう。
・顎の成長が悪い方向にすすんだり、 発育不足をおこすことがある。
・顎にかかる力が均等に分散されず、 “顎関節症”が引き起こされるリスク
・身体全体のバランスに影響し、頭痛・腰痛・肩こり・めまいなどを誘発するおそれ
・歯並びの見た目がコンプレックスとなり、心理的に悪い影響を与える場合がある
このように、歯並びは口の中だけの問題ではなく私たちの体や心に大きな影響を与えます。矯正治療によって歯並びを整え、噛み合わせをよくすることは、見た目の美しさを得るだけではなく、歯の寿命を伸ばすことや、体や心の健康を保つことへつながります。
早い時期に治療をスタートして、お子様の明るい笑顔を手に入れましょう!