【 3718 】 女児:上唇小帯の付着異常(上唇小帯切除)
3718 静岡市葵区上足洗 女児
・上唇小帯の付着異常(幼稚園の健診で指摘)
・正中埋伏過剰歯は存在しない
・上顎中切歯の萌出時に上唇小帯切除
【 3歳 】
初来院 フッ素塗布をして欲しいと来院されました。
上唇小帯が太く、高い位置に存在して、仕上げ磨きが難しそうです。歯の表面に茶渋がつきやすい事もあり、定期的にクリーニングを行ないながら、経過観察をお勧めしました。
【 5歳 】
「幼稚園の健診で、小帯の付着異常を指摘された」と来院さ れました。
上顎中切歯が生え始めていますが、隙間があいて正中離開の状態になりそうです。レントゲン写真を撮影しましたが、正中埋伏過剰歯は存在しません。上唇小帯が歯と歯の間に入り込んで「付着異常」の状態です。年齢を考慮して、小学校に上がってから上唇小帯切除術を行うことも検討しましたが、母親の強い希望もあり 上唇小帯切除を行いました。結果的にはとても上手に治療を受けることができました。
【 6歳 】
「前歯の隙間が気になる。矯正して欲しい」と来院されました。
4前歯の生えかわりが終わっています。まだ上顎中切歯の間の隙間が少しありますが、自然に修正される可能性が高いため、経過観察をお勧めしました。
【 8歳 】
「左上の乳歯が揺れる」と来院されました。
側方歯群の交換が始まりました。左上の乳犬歯、第一乳臼歯の交換時期です。
既に右上犬歯が生えかけています。前歯の隙間はほとんど気にならない状態になっています。
関連ページ:Q&A 上唇小帯の付着異常