【 2253 】 女児:切歯結節(感染根管)
2253 静岡市葵区沓谷 女児
・上顎の左側乳中切歯に切歯結節の存在
・切歯結節の破折により、上顎の左側乳中切歯の神経が化膿
・上顎の左側中切歯の生え変わりに影響
【 3歳 】
初来院 「前歯を押さえると痛い」と来院されました。
変色している右上の乳中切歯の歯茎が、化膿して 腫れています。
右上乳中切歯の裏側の大きな「切歯結節」に、折れた跡が存在しています(矢印)。 切歯結節が折れてしまったことにより、右上乳中切歯の歯髄が死んでしまい、化膿している(感染根管)と思われます。
その時のレントゲン写真です。右上の乳中切歯(矢印)の 大きな切歯結節内にも 歯髄が存在しているのが 分かります。生え変わりの 右上中切歯の位置は、反対側の左上中切歯よりも低く 内側にずれてしまっています。右上乳中切歯の大きな切歯結節が折れてしまったため、歯髄が死んで化膿してしまったことが影響していると考えられます。右上乳中切歯は感染根管治療は行わずに抜歯を行い、右上中切歯が生えてくるように促しました。
関連ページ:Q&A 「切歯結節」