【 3695】 女性:埋伏犬歯の影響で歯列不正
3695 静岡市葵区千代田 女性
・左上犬歯が埋伏歯
・埋伏した犬歯の影響で、左上中切歯、側切歯が内側に傾斜
【 26歳 】
むし歯治療を希望して来院されました。
左上がしみることを心配しています。左上第一小臼歯がしみています。
レントゲン写真です。左上犬歯が埋伏歯の状態です(矢印)。第一小臼歯にはむし歯は認められず、知覚過敏の状態です。左上犬歯が埋伏して 左上中切歯、側切歯が内側に傾斜している為、歯ブラシが強く当たっている為知覚過敏を起こしていることが疑われました。また、固い歯ブラシで、ゴシゴシ磨いてしまっていることも、一因です。
歯ブラシの当て方を注意していただくことで、気にならなくなりました。
左上中切歯、側切歯、左下犬歯が不自然に内側に傾斜しているのは、体癖(頬杖)が影響していることが疑われ、ご本人も心当たりがある様子でしたので、注意するようにお勧めしました。
関連ページ:Q&A 「埋伏歯」について教えてください
関連ページ:Q&A 「知覚過敏」について教えてください
【35歳 】
右下の銀歯がはずれたと来院されました。オールセラミッククラウンで修復を終えました。
左の前歯が内側に傾斜している為、写真撮影をすると 歯が無いように見えることを気にして矯正ができないか相談を受けました。
CT撮影で埋伏歯の犬歯の状態を確認したところ、埋伏歯の影響で 左上中切歯、側切歯の歯根が頬側にずれているために内側に傾斜してしまっていることが分かりました。埋まっている犬歯を取り除かないと、矯正を行えません。
①埋まっている犬歯を矯正して引っ張り出して歯並びを整える
②埋まっている犬歯を抜歯して、残った歯で歯並びを整える。
③歯の位置は変えずに(矯正せず)被せ物で、歯並びを整える
のプランを立案しました