【 3734 】 15歳 男性:舌小帯短縮症(舌小帯切除)
3474 静岡市葵区北安東 男児
・舌小帯短縮症 経過観察を希望していた
・上唇小帯の付着異常
・前歯交換時に上唇小帯切除治療
・小~中学生の時期は矯正治療を考えていなかった。
・高校生になり、矯正治療を開始
【 4歳 】
初来院:むし歯治療を希望されて来院されました。
上顎第二乳臼歯におおきなむし歯ができてしまいました。初めての歯科治療です。べそをかいてしまい、治療が 困難な状態でしたが、最後まで治療をがんばることができました。
舌小帯が短く 、舌の動きが制限されています。切除が好ましいことを お伝えしましたが、年齢を考慮して経過観察することになりました。
関連ページ:Q&A 舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)
【 7歳 】
定期検診での来院です。下の前歯の乳歯がそろそろ生え変わります。
小学校にあがり、舌小帯を切除することをお勧めしました。やや発音にも影響が出ている感じが ありましたが、お母さんは気にならないとこのままで経過観察することを希望されました。
【 8歳 】
上の前歯が抜けたと来院されました。
上唇小帯の位置が高く 太い為、歯並びに影響が出る可能性があることをお伝えしました。乳歯列の間も上唇小帯が歯間まで伸びて清掃性も悪く(歯磨きが困難)、生え変わりのタイミングで上唇小帯切除をお勧めしました。
【 9歳 】
前歯の交換(前歯の乳歯の生え変わり)が終わりました。
歯並びが やや窮屈な感じがあります。特に舌小帯短縮のある下顎の歯列不正が強く、舌小帯の切除と矯正治療をお勧めしました。
お母さんは、あまり歯並びは気にならず 経過観察することを希望されました。
中切歯がややハの字にはえたりと 歯並びには問題はありますが、前歯の隙間はありません。上唇小帯も短くなり歯磨きしやすくなりました。
関連ページ:Q&A「上唇小帯の付着異常」
【 15歳 】
定期検診での来院です。永久歯がすべて生えそろいました。
本人が、歯並びを気にするようになり、矯正を検討したいと希望されています。。
矯正を開始するにあたり、舌小帯が短く舌の動きが制限されている為、歯並びに悪い影響を及ぼしている可能性があることを説明して、舌小帯切除を行いました。
【 舌小帯切除前の状態 】
―― 処置前の状態 ――
① 舌を安静にしていても、舌が小帯に引っ張られている感じです。
② 舌の先端を上顎に付けようとすると、舌が反ってしまいます。
③ 舌を前方に突き出すと、舌の先端がハート形にくびれています。
―― 処置後の状態 ――
④ 舌の安静の状態は、自然な感じになりました。
⑤ 舌の先端が、上顎につくようになりました。
⑥ 問題なく 舌が前方に突き出せるようになりました。
関連ページ:Q&A 舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)