赤ちゃんの丈夫な歯を作るために、妊娠中にできる注意は何ですか?
― 生まれてくる赤ちゃんと、 お母さんのお口の健康のために ―
「生まれてくる赤ちゃんが健康で、むし歯の無い子供に育ってほしい!!」 このことは、すべての妊婦さんの願いでしょう。お子さまのお口の健康、虫歯予防は、お子様が生まれる前から始まっています。妊娠が分かってお母さんになったら、赤ちゃんのすこやかな成長と 丈夫な歯のために、お子さまのお口の健康を考えましょう。
◆ あかちゃんの 『歯のもと』は 妊娠初期に でき始めます。
赤ちゃんの『 乳歯のもと 』である歯胚(しはい)が作られ始めるのは、お母さんのおなかに宿ってしばらくして時から、妊娠6~7週頃といわれています。つまり、妊娠に気付く頃にはもう顎の骨や歯の芽ができ始めているのです!また、妊娠3~4ヶ月頃には『 永久歯のもと 』もつくられ始めます。赤ちゃんの成長とともに歯の発育もすすんでいきます。
◆ 赤ちゃんがお腹にいる時から歯を強くする食べ物を摂りましょう!
妊娠中や授乳期にお母さんの食事が、あかちゃんの健康な歯を育てます。あかちゃんの歯をつくるためには特に必要なカルシウムだけでなく歯の土台となるタンパク質があってこそカルシウムも吸収され、強くなるのです。その他リン、ビタミンA・C・D、鉄分などの栄養素を含む食品をバランスよくしっかり食べることが大切です。健康で丈夫な強い歯に育てるには、妊娠中のお母さんの健康状態や、栄養管理がとても大切なのです。
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