審美歯科は、従来の虫歯や歯周病といった、歯や歯肉の病気を治すことだけが目的ではなく、もう一歩進んで、美しく健康な歯や歯肉を作ることを目的としています。
さらに、美しい口元を作ることで、「健康的」「若々しさ」「清潔感」などの精神的な付加価値をもたらします。
審美治療の方法には主に以下のものがあり、従来の歯科治療にこれらの方法を組み合わせていきます。
当医院では審美歯科に関するすべての治療ができます。
- 【歯を白くしたい】
- ・PMTC(歯のクリーニング)
- ・ホワイトニング(歯を白く漂白する)
- ・セラミッククラウン(白い差し歯)
- ・セラミックインレー(白いつめもの)
- ・ラミネートベニアテクニック
(白くて薄いセラミックを歯の表面に貼り付ける)
- 【歯肉をキレイにしたい】
- ・歯肉の漂白(黒くなった歯肉をきれいにする)
- ・歯肉整形(歯肉の形を整える)
- ※これに、矯正、インプラントを組み合わせることもあります。
ホワイトニングとは、自分の歯を削ることなく薬液を用いて歯を白くする方法です。
歯のホワイトニング法は、ホワイトニング剤の濃度やホワイトニング剤を作用させる場所によって方法が変わります。
みまつ渡辺歯科医院では、以下の5種類の方法を用いています。
1.オフィスホワイトニング
歯科医院にて行なうホワイトニングで、高濃度のホワイトニング剤を直接歯の表面に塗布して白くする方法です。施術自体は1時間程掛かりますが、一度で歯を白くすることができますので、効率的なホワイトニング方法だと言えます。
2.ホームホワイトニング
ご自宅にてご自分で行なうホワイトニングで、歯科医院にて作ってもらったマウスピースの中に、専用の低濃度のホワイトニング剤を入れ、それを1日2時間ほど歯に装着することで白くするホワイトニング方法です。
3.ウォーキングブリーチ
虫歯の治療などで抜髄して(神経を抜いて)しまった歯は、徐々に黒ずんできます。その黒ずみを取ることができるのがウォーキングブリーチです。
神経のない歯の内部に約1週間ホワイトニング剤を入れて白くするホワイトニング方法です。
4.インターナホワイトニング
神経のない歯の内部に高濃度のホワイトニング剤を入れて医院内で白くする方法です。
5.デュアルホワイトニング
上記のホワイトニング法を併用して、より早く、より効果を高める方法です。
先天代謝異常症候群や無カタラーゼ症の方は残念ながらホワイトニングを行うことができません。
その他の健康な方であれば、年齢・性別は関係なくホワイトニングはできます。
ホワイトニングの薬剤は安全で、体内に薬が取り込まれる心配がほぼないため妊婦の方でも問題なくお受けになれますが、大切なお体、時期でもある為妊娠中および授乳中の方には無理に行うことはお勧めしておりません。
また、原則として18歳未満の方も控えております。
虫歯や歯周病・知覚過敏などがある場合には、それらを治療した後にホワイトニングを行なうことをお勧めしています。
ただ、基本的にホワイトニングは、天然の歯だけに効果があります。
かぶせ物・差し歯や詰め物の色を変えることはできません。
そのためホワイトニング終了後にそれらの色が目立ってしまうこともあります。
審美的な治療を行う場合は、ホワイトニング後、美しくなった状態に合わせて行います。
注意点としては、金属製の詰め物などによる着色や、薬などによる歯の変色の場合には充分な効果が期待できない事があります。
詳しくはカウンセリング時にご説明させていただきます。
>>審美・ホワイトニングについて(Q&A)はこちらをご覧ください。
PMTC (Professional Mechanical Tooth Cleaning)は 、『主に歯周病、むし歯を予防すること』に重点を置いた治療です。
P ・・・ プロフェッショナル (専門家による)
M ・・・ メカニカル (機械的な)
T ・・・ トゥース (歯の)
C ・・・ クリーニング (清掃)
の略、つまり、歯のプロが専門の機械を使って行う「本格的な歯のお掃除」です。
歯の表面や歯と歯肉の間には、細菌が繁殖して、ネバネバとした『歯垢(プラーク)』が形成されます。この歯垢の中には、何百種類という細菌が潜んでおり、強い粘着力で歯の表面にこびりつき、それがムシ歯や歯周病の元凶となるのです。
『歯垢(プラーク)』を歯磨きで除去しようとしても、歯と歯の間に付着した歯垢(プラーク)については、完全に除去できないのが現実です。
特に歯にへばりついた細菌の塊である『バイオフィルム』は、毎日の歯磨きでは完璧に除去することは困難なのです。
このように自宅では除去できない歯垢(プラーク)などを、歯医者さんにて専用の器具を使って除去してもらうのが『PMTC』なのです!
またコーヒーとかお茶などによる着色(茶渋)も綺麗に落とすことができますので、歯本来の白さを取り戻すのにも役立ちます。
ただPMTCでは歯石を除去できませんので、基本的に歯周病治療として行うのではなく、虫歯、歯周病予防、または歯周病の治療が終わった人を対象にした治療となります。
◆ PMTCで重点的にクリーニングする所
(1) 歯と歯のあいだ
(2) 歯肉と歯の境目
(3) 歯のこまかい溝
このような場所にこびり付いた汚れは、歯ブラシで念入りに磨いているつもりでも、磨き残してしまうことが多い為、専用の器具を用いて歯に付いた汚れを完全に落とします。
定期検診の歯垢取りよりも、徹底的な歯のお掃除を行うことができます。
- ・虫歯の予防:徹底した歯垢除去
- ・歯周病の予防:徹底した歯垢除去
- ・口臭の予防:徹底した歯垢除去
- ・審美性が向上:歯の着色を取り、光沢のあるキレイな歯
- ・歯質強化の効果:高濃度のフッ素ぺ-ストを使用して、再石灰化を促進
- ・リラックス・爽快感が体感:歯がツルツルして気持ち良い
- ・歯をほとんど傷付けない、やさしい治療
- ・お口の状態に合わせたオーダーメイドの処置
(あらかじめ歯石を除去しておきます)
1: 歯に付いた汚れを確認し、歯石や歯肉の状態などを検査。
必要に応じてプラーク染色剤などを使用して磨き残しをチェック。
2: 専用器具を使って歯の表面、歯間、歯周ポケット内の歯垢(プラーク)、
かぶせ物と歯肉との境目を丁寧にクリーニング。
3: 歯の着色汚れなどを専用器具、薬剤を使用して磨き上げ、歯を綺麗にする。
4: 1本1本の歯の表面にフッ素を塗り、丁寧に磨き、細菌を付着しづらくして虫歯、歯周病を予防