【4559】 5歳 女児 反対咬合 (ムーシールド)
4559 静岡市葵区沓谷 女児
・乳前歯の反対咬合
・ムーシールドによる治療
【 4歳 】
「反対咬合をマウスピースを使って治したい」と来院されました。
幼稚園のお友達が、当医院で「ムーシールド」を使用して、短期間で治ったのをみて来院されたようです
乳中切歯が反対咬合(受け口)の状態です。乳犬歯は正常被蓋で比較的程度は軽い状態です。患者さんのご両親、兄弟、親戚にも、反対咬合(受け口)の方はおらず、遺伝的な問題は無さそうです。
初めての歯科治療でしたが、口腔内写真を撮影できるほど 上手に治療を受けることができました。
理解度もあり 年齢的にも治療の適応でしたが、本人が治療に対してネガティブでした。はじめての歯科医院ということもあり、反対咬合について理解をしていただき、経過観察をしながらタイミングを見て治療を開始することをお勧めしました。
>>関連ページ:Q&A 反対咬合の治療のタイミング
【 5 歳 】
相変わらず、本人は治療に対してネガティブで 装置を頑張れるか心配な状態でしたが、お母さんの強い希望で治療を開始することになりました。
【 ムーシールドの 使用 】
使用は、ご自宅にいる間・就寝時も含めて装着するように指示をしました。
予想通り、何かと理由をつけて装着しなかったり、喘息症状、風邪などで夜間の装着も困難であったりして効果が上がりませんでした。
しかし、お母さんには 怒ったり 無理やり装着させるようなことをして、お子さんが装置を嫌いにならないように気を付けてもらう事を お願いをしました。
>>関連ページ:Q&A ムーシールド
【 終了時 】
それでも、できる範囲で使用をしているうちに少しずつ効果が上がってきました。
効果が上がってくると 次第に本人も頑張るようになり、半年程ムーシールドを使用したところで、上下の噛み合せの関係は修正して 奥歯もしっかり噛むようになりました。
反対咬合は修正したものの、上下顎とも窮屈な乳歯列で 永久歯の歯並びが心配な状態です。定期的な検診で経過観察をしてゆく予定です。