歯の根の治療中に、歯質にひびがみつかりました。

組織図

歯が割れてしまうことを、「破折(はせつ)」と呼びます。口の中で 普段目にしている白い部分(歯冠部)が 割れたりかけたりすることを 歯冠破折(しかんはせつ)と呼び、歯茎の中にある 歯の根っこの部分(歯根)が 割れたりかけたり ヒビ割れたりすることを 歯根破折(しこんはせつ)と呼んでいます。 一見硬くて強そうに見える歯(歯根)ですが、様々な要因で、歯(歯根)が割れてしまうことがあります。

>>歯根破折はなぜおきる

   

 

 

◆ 接着処置で対応
歯の根にひびが入っている状態。また、歯の根がひび割れたばかりで感染が少ない歯は、接着剤で破折部を接着剤で固定することにより、残すことができる可能性 があります。破折してしまった歯を残すことができるかどうかのキーポイントは、ひびが入った場所の感染の大きさです。ひび割れてから何ヶ月もたってしまい 感染が広がってしまっていると、感染を完全除去ができません。また、確実な接着が行なうことができません。
ひび割れ部を接着していくという治療法は、経過で割れてしまう不安があります。しかし、それで、割れずに何年も使えている症例があるのも事実です。それ以外の選択枝が抜歯しかない事を考えると、うまくいくのであれば価値の高い治療法であると考えております。


【 症
例 4381 】 59歳女性:左下第一大臼歯にひび(接着処理・ケア経過観察)

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◆ 抜歯
ひび割れが大きくなってしまったり、ひび割れた場所の炎症が大きくなってしまうと、どの方法を用いても歯を残すことが難しい為 抜歯となります。抜いた歯を補う治療法としては、ブリッジ、入れ歯、インプラントがあります

 

 

 

 


参考ページ >>歯が抜けた後の治療方法


 

 

 

 

 

 

 

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