指しゃぶりをしていると、どのような悪影響があるのでしょうか?

赤ちゃんが指をしゃぶる姿は,ほほえましく可愛いものです。指しゃぶりは 放っておいても 自分で止めて治る場合がほとんどですが、「成長が進んできても 指しゃぶりが続いている」「注意しても なかなか止める気配がない」「吸いかたがひどくて指に「たこ」ができて形が、おかしくなっている」 などなど、お子様の指しゃぶりについて お困りの方も、多くいらっしゃいます。

 
>> 指しゃぶりについて

 

 

指しゃぶりをしていると少なからず何かしら色々なところに影響が出てきます。 長い時間指しゃぶりを続けていたり、強く吸っていたりすると、嚙み合せが特徴的に異常を起こします。またそのことにより、機能的にも影響が出てきます。

 

 

 

指しゃぶりの弊害 構音に及ぼす影響

【 嚙み合せの異常 】

 (1) 上顎前突 (じょうがくぜんとつ)
しゃぶっている指が 上の前歯を持続的な力で押している場合、上の前歯が 前方にでる 「出っ歯」の状態に なってしまいます。



 (2) 開咬 (かいこう)
指しゃぶりの時に 上下の前歯でしゃぶっている指を噛んでいるため、上下の前歯の間に隙間があいて 奥歯をかみ合わせても 前歯が噛みあわなくなってしまいます。

>>【 症例3342 】

 (3) 交叉咬合(こうさこうごう) :上下の奥歯が横にずれて中心があわない
指を吸うと、頬の筋肉で奥歯が内側におされて 上の歯列の幅が狭まります。それによって下の歯列との大きさのバランスが崩れ、噛んだときに 上下の奥歯が横にずれて 中心が合わなくなります



 

 

 


【 機能の異常 】
指しゃぶりでお口の形態(歯並び・顎)が変化してしまうと、呼吸、発音、噛む、飲み込むなどのお口の働きも正常に機能しなくなることがあります。

 

 (4) 発音:舌たらずな話し方
指しゃぶりにより 上下の前歯の間に隙間ができてしまうため、話している時に舌が突出して、舌たらずな話し方になります。サ・タ・ラ行が上手に発音しにくくなり、唾液も飛びやすくなります。

 

 (5) 舌で歯を押して飲み込む
指しゃぶりにより 上下の前歯の間に隙間ができてしまうため、前歯で物が咬めなくなり、口を開けたままで くちゃくちゃと音をたてて食べることが多くなります。また、前歯の間から舌を押し出すように食べ物を飲み込むようになります。

 

 (6) 口呼吸 
出っ歯になったり 前歯が噛みあわない開咬(かいこう)になったりすると、口が閉じづらくなって いつも口を開けている癖がつき、鼻や咽の病気がないのに口呼吸しやすくなります。

 

 

>>指しゃぶりの年齢に応じた対応のページ

 

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